ケガや病気などで身体に障害のある人や、障害が発生する可能性がある人に対して、自立した日常生活が送れるよう、運動療法や物理療法を用いてサポートする専門職である「理学療法士」ですが、どれくらいの給与、年収なんだろうと気になったことがある方もいらっしゃるかと思います。
今回は広島県内の理学療法士の平均年収や賞与、また全国との比較についてご紹介します。
医学的なリハビリテーションの専門職である理学療法士の実際のデータを見ていきましょう。
１． 広島県の理学療法士の平均給与は？
厚生労働省が発表した2020年賃金構造基本統計調査によると、広島県の理学療法士他、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士を含めた平均給与は下記の通りとなっています。
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士 ： 269,600円
この平均給与は、手取り額でなく、所得税、社会保険料などを控除する前の金額となっているため、基本給、職務手当、精皆勤手当、通勤手当、家族手当のほか、超過労働給与額である時間外勤務手当、深夜勤務手当、休日出勤手当、宿日直勤務手当、早番・遅番交替手当などが含まれている金額となります。
大半の理学療法士の方は、医療施設で働くことになりますが、その医療施設も国公立と私立に分かれます。
国公立の医療施設の場合、初任給は私立と比較すると低い傾向にありますが、その後の昇給率は高くなります。
反対に、私立の場合は、初任給は高めに設定されていることが多いですが、のちの昇給率は低い傾向にあります。
また、個人経営の医療施設で働くケースもありますが、その場合、年収は低めになってしまうことが多いです。
また、年収以外の細かい福利厚生も要チェックです。
特に理学療法士にとって、新しいスキルや知識の習得は必要不可欠です。
そのための研修などの受講料を、会社が負担してくれるかどうかは、転職する前に確認しておくと良いでしょう。
広島県内で理学療法士として働いている方は、上記の平均給与と比較してみるのも良いかもしれません。
２．広島県の理学療法士の平均年収は？
つづいて、広島県における理学療法士他、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士を含めた平均年収をチェックしてみましょう。
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士 ： 269,600円
この平均年収は厚生労働省の賃金構造基本統計調査から
所定内給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額で算出しており、超過労働給与額は含まれていません。
広島県内で理学療法士として働いている方は、給与と併せて、自分の年収も比較してみることをおすすめします。
３．広島県と全国の年収・賞与比較
ここまでは、広島県内の理学療法士に絞って紹介してきました。
では、全国平均と比べると、広島県内の理学療法士の年収と、年収に含まれる年間賞与の差はどれくらいあるでしょうか。
それぞれ比較してみましょう。
①年収比較
まずは年収の比較です。
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士
【広島】4,282,300円
【全国】4,189,400円
【差】＋92,900円
理学療法士他、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士を含めた年収を比較すると、広島県は全国平均よりもプラス92,900円となっており、高くなっていることがわかります。
②賞与比較
続いて賞与の差について見ていきましょう。
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士
【広島】1,047,100円
【全国】702,200円
【差】＋344,900円
賞与額を見ると、広島県内の方が全国よりも344,900円高くなっています。
年収、賞与ともに広島県内の方が全国よりも高くなっており、特に、賞与の差は30万円以上と大きく差が開いていることがわかります。
４．まとめ
理学療法士の給与は、勤務先の医療施設が国公立か、私立か、個人経営なのかによって福利厚生含めて差が出ます。
特に、理学療法士は自身のスキルアップも必要不可欠であるため、講習などに対するサポート体制も非常に重要です。
広島県の看護師の平均年収は高い水準にありますので、適切な転職を行えば全国平均よりも高い年収を得られるチャンスがあります。
「給料をあげたい！」と考えたときは、手当が充実している、またはキャリアアップが狙えるような施設への転職も検討してみるのも良いかもしれません。
また、それ以外にも
・もっとプライベートも重視した働き方がしたい
・残業の少ない環境で働きたい
・週2日から働ける職場を探している
上記のような理由から転職を検討されている方もいらっしゃるかと思います。
少しだけ話を聞いてみたいといった気軽な内容でも大歓迎ですので、理学療法士の転職を検討されている方は、ぜひ広島求人センターへご相談ください。
